学年一の爽やか王子にひたすら可愛がられてます


「それ、美味しそうだね」


お昼休みのこの時間、柊くんは私のお弁当の中身を見て決まってそういう。


「あぁ、今日のは悠ちゃんが作ってくれたんだ。あ、この間紹介した、幼なじみの」


「…ふーん」


「ケーキだけじゃなくて、ご飯作るのもすっごく上手で…いつも私のこと心配してくれ…」


突然、柊くんは私の頬を包むように撫でる。



「ひ、柊くんっ?!」



「静音はさぁ、その人のこと好きなの?」


「へっ、う、うん。すごくいいお兄ちゃんだよ」


「そうじゃなくて…」


オムライスの入った弁当を持ったまま、動いちゃうとバランスを崩してオムライスを落としてしまうかもしれない。


私はガチッと固まったまま、柊くんの瞳を見つめる。



「キスしたいとか、思う?」


っ?!


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