四季
45
夏美 side
「進路は就職でよろしいですね?」
「はい」
「保護者も同じ意見ですか?」
「はい」
「では、具体的にどういう仕事に就きたいですか?」
「保育士や教師もいいなと思いましたが、葬式屋に就職したいと今は思っています」
「葬式屋……ですか。理由はあるのですか?」
「はい。家族のみなさんとのお別れを有意義なものにしてあげたいからです。あたしは、両親とあまり良くお別れができなかったから……」
「そうですか……。頑張りなさい」
「はい」
「保護者の方とは話し合いはしているのですか?」
「はい。昨日、話し合いました。そうですよね、おばさん」
「ええ」
「卒業後、一人暮らしをしたいそうですが、おばさんはどう思っていますか?」
「夏美の好きなようにすればいいと思っています」
「わかりました。それでは、質問などはありませんか?」
「大学の学費はどれぐらいですか?」
「国立だと文系理系ともに卒業までに三百万円ぐらいです。学部によって差がありますが。私立だとそれ以上。四百万円以上はかかると思います」
「そ、そうですか……。夏美、本当に大学に行かなくていいの?」
「もう決めたことだし。それにおばさんに迷惑がかかる」
「奨学金とかもあるらしいよ、ねえ、先生」
「そうですね。もし大学に行くことになれば奨学金を利用するのも一つの方法です」
「夏美、どうする?」
「もう……決めたことだし……」
「そう、わかったわ」
「他に質問などはありませんか?」
「「……」」
「では、これで終わりにします」
End
※
夏美 side
「進路は就職でよろしいですね?」
「はい」
「保護者も同じ意見ですか?」
「はい」
「では、具体的にどういう仕事に就きたいですか?」
「保育士や教師もいいなと思いましたが、葬式屋に就職したいと今は思っています」
「葬式屋……ですか。理由はあるのですか?」
「はい。家族のみなさんとのお別れを有意義なものにしてあげたいからです。あたしは、両親とあまり良くお別れができなかったから……」
「そうですか……。頑張りなさい」
「はい」
「保護者の方とは話し合いはしているのですか?」
「はい。昨日、話し合いました。そうですよね、おばさん」
「ええ」
「卒業後、一人暮らしをしたいそうですが、おばさんはどう思っていますか?」
「夏美の好きなようにすればいいと思っています」
「わかりました。それでは、質問などはありませんか?」
「大学の学費はどれぐらいですか?」
「国立だと文系理系ともに卒業までに三百万円ぐらいです。学部によって差がありますが。私立だとそれ以上。四百万円以上はかかると思います」
「そ、そうですか……。夏美、本当に大学に行かなくていいの?」
「もう決めたことだし。それにおばさんに迷惑がかかる」
「奨学金とかもあるらしいよ、ねえ、先生」
「そうですね。もし大学に行くことになれば奨学金を利用するのも一つの方法です」
「夏美、どうする?」
「もう……決めたことだし……」
「そう、わかったわ」
「他に質問などはありませんか?」
「「……」」
「では、これで終わりにします」
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