桃野、悩みなんでも解決します!1


「ははは、やだな〜、間違えただけだよー」




そう言い、すたすたと屋上のドアを開けてその場からいなくなった。



急いで、トイレ場に向かった。



トイレの個室のドアをドンっと大きな音を鳴らして閉めると、




それからずっとトイレにこもっていた。




段々と出てくる場所もエスカレートしていってる。




…これから、どうしよう……。



これ以上、出て来られたら………っ




『お前が母親を殺したから出てきてんだろう?
お前、自分が何したかもう覚えてないのか?
夢ばかり見て、現実逃避か?お前がした罪はお前が起こしたことは



母親を苦しめてるんだぁああああああ!!!』



「っ…嫌ぁあああああ!!!!」




私は耳を塞ぎながら、叫んだ。





それからの私の意識が飛んだ。
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