偽物の気持ち
俺はいつも、数学の教科書を忘れる。
無意識に春が居るからと思っているからだろう。
春は疑問に思っていたらしく、理由を聞いてきた。
その時おれは、訳のわからない理由を答えた。
春が笑ってくれた。
それが嬉しかった。
久しぶりにみた心の底からの笑みにおれは嬉しくて好きなんだと思った。
だけど、春には好きな人…いや彼氏がいる。
この気持ちは隠そうと思った。
でも、あの約束だけは叶えてあげたいと思った。