愛を知らない一輪の花 〜after story〜
「百合に用事があった訳じゃないから大丈夫だよ。でもありがとう。通りかかったから覗いただけだしね?閉店までまだもう少しあるけど、皆んな頑張って。それじゃあ、失礼するよ。」
「はい!ありがとうございます。」
蓮は社長室に戻ろうと後ろを向いたが、振り向きもう一度本店を覗く。
「あぁ、、百合。今日は一緒に帰れそうなんだ。迎えに行くよ。だから待ってて?」
「「「きゃあぁぁぁー!!」」」
蓮の優しいとびきりの笑顔に、本店は悲鳴が上がった。
そんな歓声に戸惑いながら、百合は答える。
「、、、はい。待ってます。」
百合の小さな呟きを確認すると嬉しそうに、本店を後にした。