僕はただのbarのオーナーです




澪のことはともかく……

なんで兄貴が凜音さんを知ってるわけ。






「俺が、蒼炎所属だから…だな。」


『はぁ!?』





思わず出した大声にみんなが振り向く。
澪はクスクス笑ってることから俺らの会話がなんとなく想像できてるんだろう。

つか、同じとこに所属してたのかよ。
全く気がつかなかった






「澪に口止めしたのは俺だから、あいつを怒んなよ。」






俺が裏にいることも大反対したんだからなぁーと笑う兄貴。

けど、不意に柔らかく優しい顔をして俺にその後、あいつなんて言ったと思う?って聞いきた。

そんなこと………




『知るかよ。』




澪が考えてることは深すぎてよく分かんねぇもん。

それは裏に来るより前から。
つまり、それが澪の本質だ。




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