お姫様は俺のモノ②lovehistory
俺達は、歩いて歩いて海の家に向かう。


目を擦る姫が、居てその背中に話し掛ける。


「眠いの?」


まあ、眠いよな。


夜中から一睡もしてないみたいだし。


もう、明るい日射しが照らす八時になっていた。


だけど眠さは抜けない。


「大丈夫だよ、海の家で寝るから」


それは、それでマズイ気がする。

君に笑顔が戻って良かった。


本当に良かった。

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