お姫様は俺のモノ②lovehistory
ー 王子様の憂鬱その3 ー

*杉森の狙い*

放課後。
帰り支度をしてる杉森に、寄ると声をかけた。

「なあ、ちょっと二人で話せね?」


俺がそう言うと一瞬、姫を、見る杉森。


不安げな瞳が揺れてる。


「白雪、姫を、頼む」


「わかったよ、姫ちゃんおいで」


「いいよな?」

有無を言わせない圧力に、負けた杉森はため息をつく。


「わかったよ」


俺達は、使われてない教室に入る。




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