お姫様は俺のモノ②lovehistory
幹部室に戻った俺らを見て首を捻る、新。


「どうした?顔を赤くして」

ニヤリと意地悪げに笑う。


「海くんはさぁ、姫ちゃんとヤったの?」


「ぶっ、ゴホゴホ」


たまたま、飲み物を飲んでる海にそんな質問を投げ掛けるから、むせる海が新を睨んだ。


「してないよ、まだ付き合ったばっかだし。


新みたいに、手当たり次第手つけないしな」


嫌味。


確かな嫌味だった。



「お前に俺の何が分かるんだよ!!

俺が好きな子は、みんな海を好きになる」


「何い………まさか、お前ーーー」


でかかった言葉は言えなかった。



「そうだよ、白雪ちゃんが好きだった。


今は良い思い出。


俺、姫ちゃんが好きになった」



新の告白。



なんとなく気づいてはいた。


気づいては居たのに知らない振りをした。




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