天神学園のお忍びな面々
その叫びに呼応するように。

ゴゥッ!

金色のオーラが天を衝いた。

立ち上がる、黄金の戦士。

劫火のようなオーラを身に纏い、リュークは牡丹、レオの隣に並んだ。

まだ、偶然の覚醒に過ぎない。

仲間達の闘気に呼応して、兄弟分の悲痛なまでの咆哮に触発されて、覚醒したに過ぎない。

それでも十分だ。

この偶然を絶好の好機として、放つ。

タイミングなど、図る事はなかった。

昂った闘気を、思うがままに放つ。

その思うがままの動きが、当然のごとく3人絶妙のタイミングだった。

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