自分で決める!!!
「高校一年からなんて……。
彼女の事…本当に好きなのね……」
「うん。
大好きだよ」
進くん……。
「由子…さん? でしたっけ…」
「う…はい…」
「由子さんは、進の事好きですか?」
……えっ?
「お母さん、何でそんな事聞くんだよ…」
「いいじゃない。聞いたって…」
「う…はい……。
好きです」
「大好き?」
…ええっ?
「お母さん!!」
「聞きたいの!!」
♪♪~♪♪♪~。
進くんの部屋から着信音が聞こえてきた。
「僕のだ。ちょっと席外すね」
「うん」
「あっ…。進くん……」
「すいません……」
進くんは申し訳なさそうにそう言うと
ガチャッ。
バタンッ。
自分の部屋に行ってしまった……。
私は今、進くんのお母さんと二人きり……。
私一人でこの事態を切り抜けられる?
いや、どうにかして切り抜けないと……。
私が進くんの彼女じゃないって知られたら大変だもの……。
「由子さん…。
私、聞きたいの……」
「う……はい。
大好きです」
「進はあなたに何でもしてあげるのかしら?」
「う…はい」
「そうなの。
やっぱり…」
「う…はい。違います……。
何でも? とは……」
「そうね。例えば……。
階段を上がる時に手を貸してあげるとか……」
『階段を上がるので、僕の手を掴んで下さい』
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