ー人造人間の奇跡ー
黙って抱きしめていたら

時雨「…そ…そろそろいいぞ?」

沈黙感に耐えきれず口を開く

凛海「…わかりました」

名残惜しいけど命令には背けない

だって私は

時雨に命を救ってもらった人造人間だから

時雨「よし…凛海目が覚めて体調大丈夫そうだから…その…出かけるか?」

凛海「…!はい!出かけます!」

思わぬ発言に私は目を輝かせ頷く

時雨「…最近感情が戻ってきたな…嬉しい事だ では準備したら呼んでくれ」

凛海の返事を頭を撫でながら喜び部屋から出る

時雨が部屋から出た後

凛海「…時雨…笑っている…光…戻るかな?」

微かな希望が見えてきた

私は希望を信じて出かける支度をする

出かけた先に

思いがけない人と出会う事も知らず
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