嫌い。だけど好き。

「き、ききききキス!?
キスって、あの、ドラマ っていうテレビであるやつですよね!?」
思わず、大きい声で言ってしまった・・・。
晃哉君は・・・まだ教室に来ていない。
良かった・・・。

「そうよ・・・。え?なんで赤くなるのよ!?」

「キスなんて・・・私の年齢では まだ早いですよ・・・」
自分でも顔が赤いって分かってしまう・・・。
恥ずかしいよ・・・。

「あのね、高校生でキスは当たり前なのよ、結愛・・・」

「えぇえ!そうなんですか!?
私、遅れてる・・・?」
しゅん・・・と落ち込んでしまう。

「結愛、言っとくけど、七星君だって
男の子よ?」
あ・・・それ、前 晃哉君も言っていた。
・・・男の子だって、私も分かってるけど。

「????どーゆーことです?」

「あぁもうー!七星君だってキスしたいって思ってるんだからね!きっと!」

「えぇぇ!?私に?」

「そーよー!」


・・・授業始まっても、まいちゃんの言葉が聞こえてくる・・・。
私、晃哉君に我慢させてるのかな・・・?
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