恋は盲目、愛は永遠
欲望をもっとプリーズ
「り、りんたろ、さん・・・」
「唯子?どうした。私はここ・・・まさか・・・」と鈴太郎さんはつぶやきながら、私の両手をギュッと握った。

「まだ見えます。でもこのめがねはもう役に立ちません」
「唯子・・・」

「めがねをかけてもかけなくても、視力は同じになってしまいました」

そう自分で言って、改めて実感が湧いてきた。
なぜ・・・こわい・・・。
いろいろな感情が涙となってあふれ出てくる。
私はそれを止めることができなかった。

そんな私を、鈴太郎さんはそっと抱きしめてくれた。
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