年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*


「11年も見守ってきたんだ。、、、妹の様に思ってる。そして、あいつの為にこの花屋を立ち上げた蓮を知ってる。、、まぁ17年間も片思いしてた蓮の様な、特別な感情じゃない。、、、それに結婚して苗字が変わったんだ。いつまでも斎藤じゃおかしいだろう。、、、お前も呼べば気が済むか、、?、、、彩葉。」



初めて名前を呼ばれ、顔を包まれていた透の手にそっと両手を重ねた。

涙が溢れそうになる。



眉を下げ泣きそうな顔の彩葉に、そっとキスを落とす。





「そんな顔するな、、朝から抱きたくなる。」


そんな透の言葉に、慌てて身体を離そうとするがビクともしない。



またきつく抱き締められて声をかけられる。
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