年の差恋愛*透明な心に彩を付けて*
飲み会


彩葉が出勤すると、大半のスタッフがもう仕事に取り掛かっていた。

慰霊祭の準備をしているようだ。


邪魔にならないように、そっと作業場を通り過ぎようとした時、松田の声が響いた。


「えっ!相良さん、今日病欠ですか?!慰霊祭どうします?搬入に生け込み、、間に合いますかね、、、?」


そこへ透が声を掛けた。


「どうした。トラブルか?」

「支店長っ!相良さんが病欠で休むそうです。どうしましょうかっ?!」


焦りながら透に駆け寄り、指示を待つ。


透は辺りを見回し、作業場の入口付近にいる彩葉と目が合った。
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