【完】ちょいワル先生と優等生


「……はぁ。そんなに縮こまらないでよ。
今日は何もしないってば」





別に怖かったわけでも、遠慮していたわけでもなく、ただ少し考えてただけなんだけど…


どうして私なんかに構うのか。





「ゆずちゃんがあまりにも俺をないがしろにして動物ばっか見てるからさ〜」





動物を見るために来たはずだよね…?





おかしな人だなぁ…なんて笑えてくる。





前まではお兄ちゃんばかり映していた目が、今では先生を追っている。



あの日


『何とかしてあげるから』


そう言ってくれたのはこういうこと…だったの?


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