願い☆‐2人目不妊‐
家に着くと、雅志がすでに帰っていた。



『大丈夫か……』




『…ぅん……諦めきれなくて、さくらレディースクリニックにも行ってみた…だけど、結果は同じだった…』




『……そっかぁ-……』




2人の会話は沈んでいた。



『一応、安静にって言われてるし、横になるね…』



『ぁあ…わかった、ご飯は俺が準備するし…ゆっくりしてな…』



『ありがとぅ…あたしはご飯いらないから…百音のことお願い…』



そう言って、あたしは寝室に行った。




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