願い☆‐2人目不妊‐
家に着くなり、体温計の説明書とにらめっこのあたし…



『ママ、それなぁ-に?』


百音は興味津々なのか、あたしの横にベッタリくっついている。



あたしが流産した後から百音は甘えん坊になっていた。



百音にあたしが流産したことを話してくれたのは雅志だ。



百音なりに察していたのだろう。


『百音ちゃん、妹も弟もいらない!』


と言っていたらしい…。



あんなに楽しみにしていたはずなのに…

百音にまで気を使わせてしまったんだね…



この一言が前に進めるきっかけになったのだと思う!



ありがとう…百音!


ママ、がんばるよ!

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