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十円玉だけで繋がっているあたしたちの会話は、いつもすぐに終わってしまうけど、最後に言う。

『また明日な』

「また明日、近いうちにまた行くな」

“また明日”
また同じ明日で一緒に笑い合えるように、明日が来ることを恐れなかった。

また明日佑也が居る。
それだけでよかった。

佑也が見る未来が叶えばいいと、心から思った。
いつか、病院の先生に佑也が言った。

「残りの時間が30日、否、15日でもいい。その時は教えてくれ」

佑也は行きたいところがあるんだと、空を見上げた。

「お前も行くだろ?」
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