契約結婚なのに、凄腕ドクターに独占欲剥き出しで愛し抜かれました
買い物で荷物が増える前にと、まずはショッピングビルに入っている和御膳のお店で飯を食べることにした。
私も悠さんも季節のおすすめ御膳。
ご飯にお吸い物。メインは秋刀魚で、小皿が3つにデザートもついている。
「いただきます」
悠さんは外食でも必ず手を合わせる。
その仕草に毎回飽きずにキュンとしてしまう。
「…どうした?」
「いえ、悠さんはお行儀がいいなと思って…
外食でも、ちゃんといただきますって言うので」
なんだか子供に対していうようなセリフになってしまった。
悠さんのほうが私より6歳も年上なのに、私ってば偉そうに…
「小さい頃からの習慣が抜けないんだろうな。
作法に厳しかった母親のしつけだ。
子供っぽいか?」
「いえ、最初に一緒にお食事に行ったときからずっと、すごく素敵だなって思っていて…」
…どうしよう。なんだか告白みたいになってしまった気がする。
そんなつもりで言ったわけじゃないのに、妙に意識して恥ずかしくなる。
「凛に気に入られてるなら、母に感謝しなきゃいけないな」
悠さんは私の心の動揺なんて気づきもしないように嬉しそうに笑った。
私も悠さんも季節のおすすめ御膳。
ご飯にお吸い物。メインは秋刀魚で、小皿が3つにデザートもついている。
「いただきます」
悠さんは外食でも必ず手を合わせる。
その仕草に毎回飽きずにキュンとしてしまう。
「…どうした?」
「いえ、悠さんはお行儀がいいなと思って…
外食でも、ちゃんといただきますって言うので」
なんだか子供に対していうようなセリフになってしまった。
悠さんのほうが私より6歳も年上なのに、私ってば偉そうに…
「小さい頃からの習慣が抜けないんだろうな。
作法に厳しかった母親のしつけだ。
子供っぽいか?」
「いえ、最初に一緒にお食事に行ったときからずっと、すごく素敵だなって思っていて…」
…どうしよう。なんだか告白みたいになってしまった気がする。
そんなつもりで言ったわけじゃないのに、妙に意識して恥ずかしくなる。
「凛に気に入られてるなら、母に感謝しなきゃいけないな」
悠さんは私の心の動揺なんて気づきもしないように嬉しそうに笑った。