恩返しは溺甘同居で!?~ハプニングにご注意を!!
今日一日、前日のお休みを取り返すように、私は仕事に精を出した。
日曜日だったということもあって、子どもから大人まで多くの利用者が訪れて、とても慌ただしい日だった。
やっと就業時間を迎えて、肩をトントンと叩いていると
「お疲れさま、杏ちゃん。」
「あ、お疲れ様です、千紗子さん。」
就業時間を過ぎてバックルームへと戻ってきた千紗子さんと行き会った。今日は二人とも早番だったから一緒のタイミングで業務が終わったみたいだ。
「さぁ杏ちゃん。じっくりと詳しく話を聞かせて頂戴ね。」
ニッコリと微笑んだ千紗子さんはとても美しいけど、今はそれが却ってそら恐ろしく、なんだか悪さを見つかった子どものような気持ちになる。
「あの、千紗子さん…きちんと隠さずに話します。でもここではちょっと…」
流石に職場の通路でする話でもないので、私たちはそのまま一緒に図書館を出て、近くの喫茶店に入ることにした。