LOVE・GAME




と、割れんばかりの大声が店内に響く。



「しー!しー!!ここ本屋さん!」


尚更静まり返っている本屋で、今のはヤバイ!!


「あっ…」


恥ずかしそうに両手で口を塞いだ立花陽を見て

可愛い、なんて思ってしまった。


ばかばかばかばか!!!!!

何考えてんだ俺は!!!!!



「……サヤカ、好きなの?」



ポロリとこぼれたその言葉に、
立花陽は首を縦に降った。



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