Smile Days〜繋ぐ恋のバトン〜
「蒼空ちゃん怪我して試合出れなかったんでしょ?」

けがは、してないけど

目をキラキラ輝かせながら見てくるももねちゃんに本当のことを言えなかった

「うん、そうなの」

「来年はでる?」

「んー、怪我が良くなったらね」

「そっか!早く良くなってね!」

「ありがとう」

少し会話をした後、ももねちゃんは私の横に座った

「ももねね、蒼空ちゃんの泳ぎを見て水泳始めたの!いつか蒼空ちゃんみたいになるのが夢なの!」

私なんか夢にしたらダメだよ

そう言おうと思ったが、言えなかった

私は嘘をつくことにした

「ももね今度大会があるの!一緒に優勝したい子がいるんだ!なおやっていってね、男の子なんだけど、一緒に水泳始めて、今度の大会で優勝しようねって約束したの!だから、絶対負けられないの!」

ももねちゃんはいろんな話をしてくれた

少したって

「ももねー!帰るぞー!」

一人の男の子が手を振っている

「あ、なおやだ!蒼空ちゃんお話ししてくれてありがとう」

「大会頑張ってね」

「うん!来年楽しみにしてるね!またね!」

ももねちゃんは走っていき、なおやくんと手を繋いで帰っていった

まるで、幼い頃の私と功太を見てるようだった

功太がいないインターハイはなんか違った感じがしたよ

功太、会いたいよ

考えたら考えただけ辛くなる

よし、帰ろう

私は家へと向かった

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