例えば、XXとか。
華央(かお)彼女は彩膳で働く女性店員。
奪いに来るとなれば優雅に思いを寄せているとわかる。
『 じゃ… 』
「 あ… 」
『 何 』
バカ、私。
あ、じゃないでしょうが。
「 ありがとう、かけてくれて。じゃあ… 」
そう言って電話を終えた。
耳に残る声が離れない。
碧斗もまたスマホを見つめ、何かを思っている。
レジからの応援チャイムが鳴り、急ぎレジで対応する。
頭にあるのは、声。
額をコツコツと小さく考えるなと叩いていると薬剤師の高橋さんが具合いが悪いのかと気にしてくれた。
私は大丈夫と言ったが、次に口に出たのは早退したいと願い出た事。
「 あ、伊織~ 今日さ… 」
「 ごめん菜月、頭痛ひどくて吐きそうだから、帰るね~ 」
「 え、吐きそうって… その顔、あんたまさかそれって、ちょっと~!!」
ごめん、菜月。
仮病使って帰るなんて子供みたいだけど…
今は、帰りたいっ