ミエナイモノ
今の時刻は6時。



いつおきてもいいように、それぞれハンマーやナイフなどをもった。



もちろん、コップに入った水も用意した。












しかし、1時間、2時間…と時間はすぎていくが特に何も起こらなかった。



そろそろ寝る時間になり、2人起きて、1人が寝るというのを交代で行うことにした。



初めは私と風が起きる。



優人に「おやすみ」といって風の隣に座った。
















優人を起こさないように、あまり喋らなかった。



まわりはしーんとしていて、少し怖かった。



お父さんとお母さんは眠っている。



私はこの静かな空気に耐えられなくて、「怖いね」と小声で話しかけた。


< 52 / 105 >

この作品をシェア

pagetop