絶対やせてやる!
「私だっていっくら食べても太らない体質だけど~
会社入って女性の多い会社だったからしょっちゅうお菓子が来るわけよ。
で『美味しい、美味しい』て喜んで食べてたら
『ほのかちゃんこれ好きよね。いっぱい食べなさ~い』って次々来るわけ。
ありえある?
この私が入社してからわずか半年で2キロ太ったんだから。」


ありえない・・・半年でたったの2キロ・・・

それはほのかだから2キロで済んだんじゃない・・・


「で?今は?」

「もちろん勝手に元に戻ったけど。前の会社の話だし。」


そうだよね。

この妹のダイエットしてる姿なんて見たことないもん。


「正直ね、最初は皆がいろんなお菓子私にだけ多くくれて嬉しくて調子に乗って食べてたの。
裏の魂胆に気がつかなかったけど、ちょっとだけ太った時に『あら最近太ったあ?』って意地悪くお局先輩に言われてやっと気がついたってわけ。」


「え~知らなかった・・・そんなことあったんだ。」



やせててもいろいろあるんだ・・・



「そっ、だから女って怖いの。」


そう言いながら妹は、またポテトチップスの袋を抱えている。


「太ったなんて言葉、私の人生で言われたのあの時が最後だよ。」



最後って・・・

初めてであって・・・最後ではないでしょ?

これからの人生太らないって言える?

まあそうかも知れないけど・・・



会社でダイエット宣言かあ~。


デブの性質・・・

なかなか人にはダイエットしてると言えないこと。



「だって・・・やせなかったらはずかしいし・・・」


って言ったら


「太ってることの方がはずかしいって・・・」


妹にきつく言われたのだった。







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