絶対やせてやる!
「僕、この前、道の駅で会った・・・。」
イケメン支店長がちょっと前髪を下ろす。
「あ~~~~~!」
支店長に向かって思わず指さして叫んでしまっていた。
マジで?この人、あの人?
別人じゃない?
「少し早く北海道入りして、あっちこっち回って、昨日出社したんです。」
「か、髪は?」
「切りました。さすがに向こうでは許されてもこっちではどうかと。」
そうだよね。あの時、長い髪を後ろで1本に束ねてた。
どう見ても・・・オタクにしか見えなかった。
あれで来たらヒンシュクもの。
「切って正解でしたね。」
「そうですか?ありがとう。」
「電車好きなんですね。」
「はい。だから日本中転勤してます。電車オタクですかね?」
「いえ・・そんなことは・・・。」
あの時のロン毛にチェックのシャツをズボンにインしリュックを背負った姿の彼はまさしく『オタクくん』だったけど・・・
本当に参りましたって感じ・・・。
あの時のあの『オタクくん』がこんな風に化けるなんて・・・
サギだよ・・・サギ。
今会ったばかりなのに親しげに話している私たちをいつの間にか他の社員が興味深げに見ていた。
イケメン支店長がちょっと前髪を下ろす。
「あ~~~~~!」
支店長に向かって思わず指さして叫んでしまっていた。
マジで?この人、あの人?
別人じゃない?
「少し早く北海道入りして、あっちこっち回って、昨日出社したんです。」
「か、髪は?」
「切りました。さすがに向こうでは許されてもこっちではどうかと。」
そうだよね。あの時、長い髪を後ろで1本に束ねてた。
どう見ても・・・オタクにしか見えなかった。
あれで来たらヒンシュクもの。
「切って正解でしたね。」
「そうですか?ありがとう。」
「電車好きなんですね。」
「はい。だから日本中転勤してます。電車オタクですかね?」
「いえ・・そんなことは・・・。」
あの時のロン毛にチェックのシャツをズボンにインしリュックを背負った姿の彼はまさしく『オタクくん』だったけど・・・
本当に参りましたって感じ・・・。
あの時のあの『オタクくん』がこんな風に化けるなんて・・・
サギだよ・・・サギ。
今会ったばかりなのに親しげに話している私たちをいつの間にか他の社員が興味深げに見ていた。