絶対やせてやる!
しばし自分の世界に――――
「みのりちゃん?みのりちゃんってば!」
妹ほのかに肩を揺すられハッと正気に戻った。
「これから帰るんですよね。
用事が無ければ、どこかで一緒にお茶でもしませんか?
って話になってたんですけど。」
お茶?・・・ナンパじゃないんだから・・・
「いえ・・・今日は・・・。」
私が、断ろうとしたら妹ほのかが、
「丁度私お茶したかったんです~。
だよね~、みのりちゃん。」
と勝手にOKしてた。
「ちょ、ちょっと・・・ほのか・・・。」
「いいよね。ど~せ暇だし。」
そうよ、どうせ私は暇ですよ・・・。
「じゃあ、直ぐ着替えますから。
あっ、友人も一緒でいいですか?」
「はい、ど~ぞど~ぞ!」
古宇さんは自分の車に戻って行った。
「何でOKしちゃう訳?」
「ダメなの?」
「だって・・・。」
「士幌くんのこと忘れるいい機会だと思うよ。」
そうゆ~ことか・・・。