絶対やせてやる!
おにぎりだけの昼食を終えて私たちはまた山菜採り続行。


さらに山奥に入って行くと急に空が開けたところに出た。


海が見える。

すごい景色がいい。


「綺麗だね。」

「だね。」

「夜に来るとまた月が海に映ったりする時なんかすごく綺麗だよ。」

「へ~夜もいいね。」

「だね。でも・・・この山道を夜来るのは勘弁だけど・・・。」

「別のルートで来れるけど。」

「そうなんだ。」

「僕の一番好きな景色なんだ。」

「彼女とかと来たりするの?」

妹ほのかが聞いた。

「さあどうかな?」

夕くんは笑って答えをはぐらかした。


つ~か、夕くん彼女居ないんじゃなかったっけ?



いいけど・・・


おこちゃまなんかに興味はないもんねえ~だ。



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