絶対やせてやる!
「すみません!誰かいますか?」

入口の方から呼ぶ声。

誰?

ああそうだ・・・ここは管理棟だ。

畳の上に転がったまま妹が、

「みのりちゃん誰か来てるよ。」

こっちを見て言った。


誰か来てるったって・・・


「夕くんたちは?」

「さあ?」


どのくらいたったのだろう?

ちょっと休憩のはずだったけど・・・


えっ?もうこんな時間?

3時になっていた。


取り合えず起き上がって入口の方に行ってみた。

入口のカウンターのところに夕くんがいた。


「じゃあ、これを記入してください。」


バンガローに泊まるお客さんかあ。


男性客がペンを持って用紙に記入している。


「夕くんごめんね。私寝ちゃってて・・・。」


私がカウンターの方に近づきながらそう言うと・・・・



その男性客が顔を上げた。



・・・・・!



「あ~~~~!」


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