あなたに溺愛
「あ……あとで。後でキスして」

真っ赤になって、そう言うと、

「わかった」

優しい手のひらが、私の髪を撫でた。



瞬がなぜ、私の腰に手を回して支えてたのか、分かった。

瞬のフェロモンにまいって腰を抜かすことがあるからだ。

瞬が耳元で囁くだけで、腰にくる。



もし、ホストにでもなったら、多くの女性がフェロモンにやられて大変なことになる。

絶対にならないでほしいな、と心から思った。
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