迷惑な運命
ヘンな関係


ー昼休みー


「結愛!お昼一緒に食べよ!」


お弁当を持った香織が来てくれた。


「でも香織、いつも他の人と食べてるよね?」


香織がいつも他の人とお昼を食べてるのは

お昼に教室にいない私でも知ってる。


「いいのいいの♪今日は結愛と食べたいの!」


京香と茉莉に断りのメッセージを送って、香織と机をくっつける。


お弁当を広げていると


「あれ?結愛が教室でお昼なんて珍しくね?」


中谷君がやって来た。


うん。あんたのせいで、友達がろくに作れなかったからね!


と心の奥で突っ込んでいると、中谷君が机をくっつけてきた。


「ちょっとなにしてんの?!」


「えっ?一緒に食べようと思って…いいでしょ。」


なにいってんの?!

香織との時間を邪魔しないでーー!

私が中谷君を睨んでいるのを見て、香織が声を上げた。


「いいじゃん。中谷たちも一緒に食べよーよ!」


香織の一言で、私と香織と中谷君、都築君の4人でお昼を食べることになったのだった。

< 23 / 34 >

この作品をシェア

pagetop