たとえ明日が遠くても、君との未来を信じてる
そんなはずないよ。部活帰り?こんな道通んないじゃん。
「ばればれだよ。」
私は苦笑いした。


「うっせー、いーから乗れ。」
遼は私からカバンを奪うようにとって自転車の籠にいれた。


わたしは遼の背中に腰を回した。
「私、先輩と別れた。」


別れたら、蛍なんて呼べない。
先輩だよ。

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