繋いだ手をもう一度





その日から始まったネーミングセンスゼロの作戦。








「春陽ー!ちょっとノート写させて」





しょうちゃんはノリノリで引き受けてくれたけど。





「はいよ~。落書きダメね!さっき必死に消したし!」





何か授業終わる毎にノート写させてって来るんですけど、これって陽登にバレバレなんじゃないですかね。







でも私が当たってるとすれば、さっきからチラチラと陽登の目線を感じる…気がする…









「そうだ、春陽、今度の休みって暇?亜子と3人で映画行かねー?」






「いいねいいね!観たいのあるんだよねぇ」







その映画の話には観たい作品がちょうどあって、恋愛ものだったから陽登は一緒に観に行くの嫌かなって思ってたから素直に話に乗った。

















その映画の話に陽登が凄く反応していたとは知らずに………






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