見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


黙ったまま暁人に見つめられ、詩織は心配になり声を掛ける。


「えっと、、、変だったですか、、?」


すると暁人は、詩織を引き寄せキスをする。
がっちりと顔を掴み、口内に舌を入れる。

一瞬戸惑った詩織も、そんな暁人に応えようと舌を絡める。


そしてゆっくり唇を離し、耳元で囁く。



「いや、、、可愛いよ。我慢出来ないくらい」


そのあまにも色っぽい声にぞくぞくする。

離れた唇が寂しくて、暁人を見る。



「、、、駄目だよ、そんな顔したら。止まらなくなる。、、、、行こう?叔父が待ってる。」


朝から自分が欲情してしまったのが、急に恥ずかしくなった。
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