見合い相手は、変貌を遂げた御曹司


「詩織、おはよう。、、、昨日はどうだった?神崎暁人とは会えた?」


とぼとぼと歩いてオフィスに向かっていると、後ろから来た優子に声をかけられた。


「あ、優ちゃん。おはよう。うん、、、会えたよ。名刺も見せて貰ったし、辰巳君の言う通り間違いなかったよ?」


「それで?お見合いはどうだったのよ?御曹司なだけあって遊んでそうな感じ、、?あれだけのルックスに肩書きまで持ってたらそんな感じだよね。」


「、、、うん。それがね、、?凄く誠実な人だったよ。なんて言うか、、紳士的な?食事してドライブ行って送って貰った。」

優子は、怪訝な顔をした。


「へぇ〜、、。辰巳の言う通りなんだ。でも詩織は直ぐ騙されるから心配になるわ〜。いくら辰巳の知り合いだって言っても、直接見定めて見ないと分かんないからね。」
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