でこぱち姫とぽっちゃり王子


「…音葉!さっきから話聞いてる?」

「っえ!?な、なんだっけ?」

「ほら、 文化祭 近いねって話。」

…

文化祭。

文化祭といえば、イベントじゃないか!?
いい時にいい情報が舞い降りた!
ありがとう、神様。


音葉、いい子にしていて良かったなと
今更ながら感じました。


ーー・・・

ねぇ、
出し物って言ったらたこ焼きとか
焼きそばとかじゃなかったっけ?


そ、それが
演劇だって…?


「まーまー、落ち着け。
ちなみに演劇の内容は決めている。」

…

……


「「「「白雪姫!?」」」」


「そうだ!
ちょうど俺の子供が白雪姫が好きで、
まー、劇の方が思い出残るだろう?」

先生…。
適当すぎます。

みんなの顔を見てください。

「ちょっとぉー、私絶対屋台だわ。」

「俺もー。演技とか無理だし。」

ほらほら、始まった。
こうなったら、みんな屋台だよー、先生ー。

「文句はなしだ!
とりあえず、役を決める!
くじで決めれば公平だろ!!」

ーー・・・

ねぇ。

これは、

これは、

「…なんなん。」

「「…白雪姫って…
ぎゃははははははは!!」」

「そんな笑わなくてもよくない!?」

なんで、私が、
白雪姫←主役!?

抗議してやる!

「先生!
ぜっったいに私じゃまずいですって!!」

「おぉ、白雪姫!
主役が野々か…
まあ、王子があいつなら問題ない、か。」

はぁ!?
王子役?
誰や!そいつは誰やー!!

「あ、俺が王子役?」

だ、だれーーー!!??

「野々さんだっけ?
俺、須崎 裕哉(ゆうや)。
よろしく。」

え、
ちょ、

イケメンすぎる…。

< 25 / 33 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop