【短編】 ねえ、好きです。
ねえ、好きです。



ーーー翌日の昼休み



サアー…と冷たい風が髪を撫でる。


寒い冬の昼の時間、私と佐藤くんは中庭にいた。



「……久しぶり、だよな」



ははっと笑って言う。



『…ごめんなさい。避けてて』



素直に謝ってみる。



「………なあ、理由聞いていい?」



少し息を吐いてキミは私の顔を真っ直ぐ見て言った。


聞かれるのはわかってた。


わかってた通りの言葉に腰掛けてたベンチから立ち上がる。
< 23 / 27 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop