ずっと好きだ! 先生のこと


先生と別れたあと、先生の色んな表情が浮かんでは消えする。

息が熱い。胸が張り裂けそうだ。

思わず、さっき来た道を走って戻り先生のあとを追った。

先生の後姿を見つけ、


「せんせーっ!!せんせーーっ!!」オレは叫んだ。


先生はびっくりしながら振り返った。

オレに気付くと、


「!?一条君どうしたの!!」


オレは息も整わないうちに、


「せんせーーっ!!」叫んだあと


「好きだ……」


聞こえるはずもない声でそう言った。


「何!?聞こえない!!」


先生が遠くで言っている。

これがオレと先生の距離。

思わず苦笑した。

オレは思い直して、


「せんせー!!また明日!!」


今はこれがオレの精一杯ってか!?


先生はオレに大きく手を振ったあと、

等間隔の街灯をくぐり抜け消えて行った。


逢いたいと思うのはオレだけ。

先生はオレに後ろ髪引かれることもなく、帰って行った。

相手にもそう思わせたい。

そう見てもらえるだけの大人になりたい!

そんな気持ちが募るばっかりだ。


この時、オレは先生の気持ちなんてしる由もなった。


< 31 / 147 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop