君が好きです
それだけのために、涙を流すぐらい想ってる幼馴染みのアイツに妬いた。


「華恋、アイツだって男だし大丈夫だよ。


ちょっと居ないぐらい、大丈夫」


そうだよ、そんなに心配する意味が分からない。

「会いたいって言われたのに、断ったから……晃、居なくなったのかな?


私が晃を傷つけたのかな?


翼くん、晃を探して心配なの」






ッッ…ーーーーードンッ‼




我慢の限界に達した俺は、華恋を壁に押し付けた。



「晃、晃ってーー お前は、俺の女なんだよ!」


「おい、翼ッッ落ち着けよ‼」



止まった涙が、また溢れ出す。


怖い…………やだぁ、翼くんが怖い。


止めてくれる聖くんが、居ても私は怖くて涙が、流れた。

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