君が好きです
「今日は総長室、つまり俺の部屋で寝るんだから当たり前じゃん」



「なんか、エロく聞こえないか?」


「光輝だけだよ、それは」


さも当たり前のように言う翼。


相変わらず軽い光輝。


光輝に冷ややかな目線を送る秋がいた。


翼は立ち上がると荷物を持って総長室に入っていく。


「………ありがとうございます。


また、助けて貰った」



いいや、助けたのは俺らじゃない。


「幼馴染みくんだよね、助けたの」



「………あれは、晃なのかな?」



私の知ってる晃は、ケンカに弱くてだけど必死になって助けようとするそんな人。


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