君が好きです
「ねえ、華恋ちゃんこの新聞本当?」


「翼くんと付き合ってるの?」



「まあ、二人共美男美女でお似合いだよね」



クラスメイトの女の子達が私に群がる。


「翼くんとーーー「華恋!!」



翼くんと付き合ってるの、そう言いたかった言葉を呑み込む。


晃が、教室に入ってくる。


ズカズカと大股で近づいてくる彼に、私は少し、ほんの少し怖かった。



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