オレと先生のハナシ【長編・完】

足りない

どんどん大きくなっていく―――気持ち。






好き……も






大好き………も





………足りねぇ。





全然





足りねぇーよ。






だからスヤスヤ眠っている先生に出た言葉。





そしてそれを思い出したから




できなかった……




先生がした




―――クイッ――――――



って顔を上げて、見る。




は……俺自身、先生にしようと思っていた事。




でもあの時




今までで一番照れていた。




だからありがとうしか言えなかった。




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