オレと先生のハナシ【長編・完】
「先生ー質問に答えて下さーい!」
「そうだ!そうだ!」




「だから後は教えないって言ってるでしょ!?
もう静かにしなさい!!」




もう何度目だ?




さっきから先生はコレばかり言っていた。




先生が
『優しい人でよく笑う人よ。後は内緒。もう話は終わり!授業始めましょう』

と言っても奴らは懲りずに質問していたのだ。




そしてやっと




「もー……解ったよ。先生って以外と頑固なんだな」




頑固は余計だろ!?
と思っているとやっぱり先生も同じ事を言い




「じゃ!授業始めましょう!」




と言ったけどまたあるヤツが




「先生!!」




「何?」




「振られてもあんまり落ち込んじゃダメだよ♪」





とソイツが言うとまた
そうだー!
と教室が騒がしくなった。




本当の所、彼氏(俺!)が居るけどそう言われるのはショックな様で




「……振られる前提なのね。…ヒドイわ……」




先生はショボ〜ンとしていた。

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