オレと先生のハナシ【長編・完】
歩道が両サイドにある普通の一般道



もう少し歩けば右手にはグランドが見え、門までっていうなら5分ほどで着く――。



そんなわずかな距離にある、3台まで!・と書かれたプレートが今だに残った、入り口も出口も鎖が掛けられた元洗車場





ココが俺と正雄が毎回通ってた道でアイツが見かけた・と言ってた所だった。








「来れば一発で解るよな!」




「お前それ、昨日も言ってたぞ?」




「え、そうだっけ!」



篤史が言った通り武は昨日も言っていた。



でも、その通り。

来ても一発で解るし、居ても一発で解る。




こんな所で1人で立ってたら明らかにおかしい……待ち合わせには全く合わない



そんな場所……







「どうした慎、先生の事でも考えてたのか?」




正雄が聞いてきた。




そうではないけれど先生といえば………


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