残念なイケメン、今日も我が道をゆく
そんな会話をしながらも、手を動かしていた我々のところに来た御堂は、それはそれは眩しくなるほどのイケメンオーラの笑顔を振りまいて言う。


こいつ、イケメンの使い方変えたの?!
と言うくらいの変わりようと、爽やかさを纏っている・・・


「あぁ、ここの見積書ね。確か今日の午後に行くのよね?午前中に渡せるようにするわ」


そう言って預かる。


「ありがとうございます。江崎さんに頼めば安心ですね。ところで、今度の週末お時間あります?」


・・・、なんか嫌な予感がするんだけど。
そう思いつつ御堂を見上げると、奴は私のディスクに手をついて私の顔をのぞき込むようにしながら告げた。


「江崎さんに予定が無いなら、俺とデートして下さい」


ニッコリとイケメンのこれぞ正しい使い方!と言わんばかりの爽やかスマイルで言われると、こっちだって顔がいいのには弱い。


しかし、これはつい数日前まで残念なイケメンだったのだ。
そうそう変わるはずがないと思いつつ


「いきなり、なに?!ちょっと大丈夫?風邪でも引いてるの?」


この切り返しに対面にいた由美が吹き出した。
ゆかりちゃんは大きい目を更に見開いている。







< 18 / 33 >

この作品をシェア

pagetop