朱い異国人と蒼い少女
「よ!おはよう茜!相変わらず暗いぞ~。 元気出せよ!」

そう言って声をかけてきたのは同期の朔羅。男の子なのに"さくら''という名前は本当に珍しい

「朔羅かぁ。おはよう。やっぱり朝は眠いね。。
最近全然ねれなくて本当に辛いや。」

そう言うと朔羅は

「駄目じゃんねなきゃ。お前今日も出勤だったろ?
頼むから死ぬなよ?な?」

縁起でもないこと言わないでよ、と一喝。

軍の攻撃部隊には珍しい女子でしかもエースときた。よく思わない人が多いのはしょうがない。
最初は優しかった人達も今じゃあ嫉妬や蔑みの目で私を見てくる。
そんな中、朔羅や他の数人だけが変わらずにいてくれた。
それだけでも助かっていたのだ
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