今日はキミに
Page1 桜舞う入学式
「遥花!早くしなさい、遅れるわよ。」

「は〜い…。」


入学式。花の女子高生。



だなんて、言ってみたけど、
昨日と大して変わんない。


ふぁぁ〜…とあくびをして
少し袖が長いブラウスに腕を通す。



今日から私が通うのは
地元有数の進学校として有名な学校。
そして、可愛いブレザーの制服。
部活も盛んなんだっけ?



そんなこともあって私の中学からは
たくさんの人が受験した。



けど、さすが進学校。
試験は難しい。
私もギリギリで受かったようなものだ。


ガララッ…


「遥花!リボンは付けた?名札持った?」


「分かってるよ、お母さん心配性だなぁ。」


「あら、そうかしら。
だって今日からは水波も高校生じゃない。
今日は早く帰ってきなさいね。
おばさんもいらっしゃるそうだから。」


「わかったよ。
オリエンテーションが終わったら
すぐに家向かうよ。」


「それじゃ行ってきます!」


「いってらっしゃい!」


お母さんに見送られて家のドアを開けた。


< 1 / 34 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop