藍色の約束
思い出の約束
昔 とても大事な人とある約束をした気
がする。

忘れちゃいけない

大切な人との約束

(どんな約束を、したんだっけ?)

たしか、そう あれはー

「悠真(ゆうま)ー。帰るぞ~!」

突然そう呼ばれた。

そいつは俺の友達の矢及(やおい)。

乱暴で阿呆だけど、根は良い奴だ

けど、今は……

(ちっ、もう少しで思い出せるような気がしたのに。)

ムカついたので、背中を思っいっきり叩いといた。

バシッ!

「ーった!ちょっ!!何すんだよ!」

「煩い。お前が邪魔するのが悪い」

「ーなっ!」

ぎゃいぎゃい。まるで、犬だな。まぁ全くこわくないけど

「おまっ! 悠真!聞いてるのか!?」

「は?なんでお前の話なんか聞かなちゃいけないんだよ」

「あぁ!?」

と、言い争っていると

「まぁまぁ。落ち着いて二人とも。」

俺のもう一人の友達。遥(はるか)がやって来た。

「遥~、聞いてよ。矢及が俺をいじめる~」

「矢及!悠真をいじめちゃダメでしょ!」

「なっ!悠真てめぇ!ずりぃぞ!」

「うわーん。(棒)矢及が怒鳴ったー」

「はぁ。矢及 大人気ないよ。」

「はぁ?同い年だろ!」

「でも、矢及の方が誕生日早いのね?」

「ちょっとの差だろ!!」

「遥ー!もっと言ってやれー(笑)」

「悠真も。喧嘩しちゃダメでしょ?」

「む。矢及が悪いんだ。矢及が謝ったら許す。」

「はぁー?」

「矢及。」

「ちっ、……分かったよ。謝ればいーんだろ。……悪かったよ。」

「うーん?まぁ。いっか、仕方無い許してあげるよ。」

「てめっ!」

「まぁまぁ。お互い仲直りもできたことだし、帰ろうか?」

「はーい!」

「ちっ、……」

いつもこんなやり取り。矢及と俺が、喧嘩(俺が矢及を、いじる)して、遥がら止めに入る。
そんな感じだ。

そんな関係が俺には心地よい。

3人で、馬鹿やって

笑いあって。



だから


俺は



忘れてしまったのだと思う



あの約束を



今の生活が、


心地良いから。


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